「カンタンお手軽ガレージキットの組みたて方」

という事で、ガレキの作り方など解説してみたいと思います。

「組み立ての簡単な手順」
●パーツの確認をします。
付属のマニュアルにしたがってパーツの確認をします。不足パーツがあった場合は、電子メールでご連絡をお願いいたします。

●パーツを洗います。
パーツの表面には離型剤と言う油分が付着しています。これをガレージキット用のクリーナーや中性洗剤で十分に洗浄しておとして下さい。また、パーツに曲がりや歪みがあった場合は、熱いお湯につけて手でゆっくりと曲げるなどして修正して下さい。(熱湯には十分注意して下さい。)

●パーツの切り放しをします。
パーツに付いている不要部分(湯逃げやランナー等)をニッパーやカッターナイフ等を使用して切り取ります。大きな不要部分は一度で切らずに、数度に分けて徐々に切りとっていくと、本体パーツを破損しにくくなります。


●パーツの擦り合わせと芯入れをします。
パーツ同士の合いを調整し、力のかかる部分には、必要に応じて接合部に針金等の芯を通して十分に補強して下さい。ピンバイス等で穴を開けて針金などを差し込んで補強とします。

●キットの仮組をします。
キットを仮組して完成の状態を確認します。その際にテープや瞬間接着剤の点止め等を使用して、またすぐに分解出来るように組み立てます。

この段階で具体的な塗装のプランを立て、またマスキングの方法などを十分に検討してきます。


●表面処理をします。
仮組した物を再び分解して、パーツの表面に発生している気泡やパーティングライン(成形時に出来る段差状の継ぎ目)をパテ埋めし、紙やすり等を使用して表面を違和感が無くなるように修正して下さい。
段差の小さいパーティングラインの場合はカッターナイフ等で軽く表面を謎って削り落とす事でも表面を均す事が出来ます。(削りすぎに注意します。)

●下地処理をします。
表面処理の確認と塗装の発色をよくする為に、各パーツにサーフェイサー等の下地処理材を塗布して下さい。
確認にはグレー系のサーフェイサーを使用すると、パーツの表面の状態が確認しやすくなります。この時点で表面の荒れを発見したら、再度「パテ埋め」「紙やすりかけ」を繰り返します。
表面処理が完了したら、白系の明るい色のサーフェイサーを塗布します。

●塗装をします。
写真やカラーイラストを参考に、塗装を行なって下さい。基本的な塗装は「マスキング作業」と「エアブラシ吹き」の繰り返しで行なっていきます。
明るめの色から塗装する事をお勧めします。

●組み立てをします。
パーツ同士を完成図を参考に、しっかりと接着して組み立てます。
瞬間接着剤は接着した周囲が白く濁るので、注意が必要です。首などのように力のかかる部分は、特にしっかりと接着して下さい。

●さてさて、これでようやく完成です。
組み立ての手順の説明もこんな感じでいいんでしょうか? 随分と適当ですが・・・
これを見て、少しでも組みあげにトライしてくれる人が増えてくれればと思う今日この頃です。



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