「制作記 第31日目〜41日目」
「制作日記 31〜32日目」
 さて、同時進行で準備を進めている次回作です。

 実は、一番始めのプランが「左図」の絵でして、つまり「あと2人」いるわけです。

 で、ようやく要領が判ってきた風なので、残り2人のベース製作を始めたという次第です。

 今回はアルミ線で骨を作って、それにポリパテを盛りつけています。

 いまの所、「間接部」が稼動するので、ポーズの微調整が出来て便利です。

 とは言っても、現状ではちょっとコワいかも・・・ですね。

 ポリパテは流動性が高くて、一度に大量に盛りつける事が出来ないので、こうして乾かしながら少しづつ厚く盛っていくしか方法が無いようです。  とはいっても、乾くのが早いので形を見ながら盛っていく分には、支障はありません。

「制作日記 33〜35日目」
 今回はなんと「デジカメ」を新調しましたっ!!!
ですので、お見せする写真が「やっと正しい比率」となった次第です。

 いままでは「接写撮影」でしたので、やたらと「あおった構図(広角)」でした。
ですが、今度は「ZOOM使用」によって「遠方からの撮影」が可能となった為「あおりが少なくなった」のです。
 この事は、全体を正しい比率で見て検討出来るという「超メリット」があるのでした。

 そんな次第で今回は、殆ど表面処理程度をした程度だったのですが、今まで気になっていたスカートと髪の毛の形の訂正を開始しました。
 特にスカートは、今まであまり動きが感じられなかったので、アクセントをつれるべく、大きく捲れあがらせてみました。

「NEXT作品 その後」

 さて、残り2体の方ですが、本当は「後回し」にしなくてはいけないのに、ついつい進めてしまっています・・・
 なんしろポリパテを盛ったりしていると楽しくてしょうがありません。

 そういった訳で、ちょっとは恐く無くなってきたトコロです。

「制作日記 36〜41日目」 スカルピーに挑戦の巻


 突然「ピンク色」になっています〜

 カンの良い方は御判りでしょうが、今回「スカルピー」で、すべてを作り直してみました〜(オイオイ) ;(>o<);

 実は、以前しけたさんがうちに遊びに来た時に、

「スカートみたいに、身体から浮き上がった所に、ポリパテを盛りつける時は、スカルピーで土台を作っておくといいですよ〜」

 というテクを聞いていたので、そんじゃあ私も試してみようかな?
と、3年程前に買ってあった「スカルピー」の封を切った次第でした。

 で、「ちょっと試し」でスカルピーで「頭部」を作ってみたのですが、これが「目茶苦茶に良い!!」のでした。
 今まで、全く納得の出来る顔が作れなかったのに、スカルピーでやってみたら、ものの1時間でほぼ出来てしまったのです。

 「なんで今まで使わなかったんだ・・・」という時間を無駄にしまくったという感慨に耽ったのち、これを焼いてみる事にしました。



 さて、ココでちょっと解説ですが、「スカルピー」というのは130度位の温度で10分程度「焼く」事で初めて固まる性質がある工芸用の粘土です。
空気乾燥では固まらないので、焼かない限り、何度でも形をいじる事ができます。

 「焼く」にあたっては「オーブントースター」を使うのが一般的なのですが、あいにく私はもっていません。
 で、考えたのは「電気コンロ」でした。
実はうちのアパートの台所は「電気コンロ」が設置されていて、料理の際には「火力不足」で不満全開だったのですが、今回これをつかって「スカルピー」を焼く事を考えたのでした。(電気コンロは温度調節が出来るので、結構使えるのでは? と思ったのです。)

 まず、陶器製のマグカップに、作った頭部を入れ(直接カップの底に触れないように短く折った割り箸を敷いています。)金属製の蓋(空きビンのふた)をのせました。

 あとは130度で10分焼けば良いのですが、電気コンロのメモリをどの程度にしたら良いのか不明でしたが、「とりあえず「メモリ3」でいいや・・・」という、失敗したらしたでいっか・・・
 というイキオイでトライです。



 で、今回写真をお見せしているように、焼き具合いは「見事ドンピシャ!!」でした。
(さすがにマグカップでは大きなモノが焼けないので、後日「大型のグラタン皿」を購入しました。)

 焼いたスカルピーというのは、目茶苦茶掘削性が良くて、たいした力も入れずにサクサクと削れます。
 また、新たにスカルピーを盛りつけて、再度焼くという手法で形を作っていけるので、作業性が素晴らしく良いのでした。

さらには「匂い」も無く「手も汚れない」ので、気軽に作業ができます。

 ただし欠点もあり、まず一番の問題は「モロイ」という事です。

 固さとしては、ちょうど「ロウ石」(子供の頃に道路に絵を描くのに使ったアレです。)位でしょう。
ですので、直径1〜2cm程度の固まりでも「パキン」と簡単に折れます。
また、折れた部分を再び張り合わせる事は非常に困難です。
 また、焼き方もシビアですので、ある程度の慣れが必要でしょう。

 ただ、私にとってはその程度の欠点を補って余りある材料となったのでした。


 さて、そんな次第で、今回「全て作り直し」をしました。

 まだ、靴・髪の毛・リボン等が出来ていませんが、それなりにメドが立ったので、公開してみました。

 それにしても、ここまでの作り直しの作業が6日間で出来てしまったのは驚きです。
 公開している写真では、スカルピーの色ムラが目立ちますが、別に表面がでこぼこといているわけではありません。(^^);
 あと、「乳」が全開になっていますが、これから服を被せますので、御安心の程を・・・(笑)
42日目以降の制作記へ

*このデータは著作物であり、その著作権は私キジルシにあります。
*このデータの転載や商利用また無断使用などの一切の行為を禁止します。