「牧原 美子 編」
「レベル1モデラー」な私の、行き当たりばったりなフィギュア制作記第2弾です。
ちょ〜しにのって2体目の製作のはじまりはじまり〜なのです。
「オリジナルフィギュア第2弾 デザイン案」
「ニャンミラ娘の図」
■Profile
●名前
牧原 美子
(まきはら みこ)
●生年月日
9月28日
●血液型
A型
●職業
ウエイトレス
●攻撃ワザ
人の話しを聞き違えてオーダーミスを連発し、おもに店にダメージを与える。
なんだかんだと言いつつも、今回も自分としては丁寧にキャラをおこしているので、ちゃんと気にいった設定となりました。
今回は、普通の「素立ちのポーズ」にする事で、前作とは対照的に「おとなしい」という印象でまとめてみました。
始めの設定画は昨年の10月には描いてあったので、その後何度も見直す事が出来ましたので、イロイロと検討出来て良かったです。
やはりゆとりのある製作環境は大切ですね・・・
といいつつも、今回は2/11に開催の「WFH有明」を目標に製作を進めていきますが、あと一カ月しか無いんですよね・・・・
「反対方向から見た図」
今回も「後ろ姿」「横向き姿」もちゃんと描いたのですが、残り時間が無いので、着彩をしている時間がありません・・・
とりあえず、出来ましたら掲載させていただきますので、しばしおまちを〜
「制作記 第14日目〜20日目」
「制作日記 第14〜20日目」
こうして無事完成し「ワールドホビーフェスティバル」で領布を行なう事ができました〜(^^)/~
なにしろ今回は、初めて「自分で型どり&複製」を行なって、イベントに備えたのですから、労力もハンパではありませんでしたが、色々な事に挑戦したので、大変勉強になって良かったです。
そんな次第で、今回は「表面処理」「シリコン型どり」「キャスト複製」「キット塗装」という一連の作業を一気に行なった次第です。
まず始めに、でき上がった原型の表面処理を行なったのですが、これは前作の時と同じく造形村のサーフェイサーを噴いて表面の荒れやヒケを見やすくします。
あとはタミヤパテと紙やすりを使って、補修して再度サーフェイサーを噴けば、原型の完成です。
さて次に、この完成した原型を元に複製用の型を作ります。
まず原型を並べて、どのように型を分けるかを考えます。
基本的に原型の厚みやボリュームの近いもの同士をまとめて、出来るだけ無駄の無いような構成を考えていきます。
本来1つのパーツで1つの型を作る用にすれば、もっとも綺麗な仕上がりが期待出来るのですが、型の数が増えると作業のしやすさに影響するとともに、使うシリコンの量も増えてしまうので、製造コストに直接跳ね返ってしまうわけです。
かと言って、あまり多くのパーツを1つの型に納めてしまうと、不良の頻度が高くなってしまい、抜けの良いパーツを作る事がムズカシクなってしまいます。
そんな折り合いをイロイロ考慮しつつ行なったのがこの型です。
ですが、実際に複製の作業を行なってみると問題だらけで、量産のムズカシサを痛感した次第です・・・・
今回使用したのはWAVE製のシリコン5kgとキャスト(ホワイト)です。
型どり用のワクは「造形村型どり用ブロック」を、型埋めには「油粘土」を6個使用しました。
こうして、でき上がった型を使っていよいよ複製開始となります。
複製には「レジンキャスト」という液体状の素材をシリコン型に流し込んで固める。という方法で行ないます。
型にキャストを流し込むという作業を「漏らさず」「溢れず」「不足せず」で行なうのは、大変難しい事でして、実際に作業をしてみるとキャストを床にこぼしたり服にぶちまけたりと、まさに散々な状態でした・・・
しかも、ちゃんとしたパーツをヌク事は更にムズカシく、全然ちゃんとした完成品が出来ません。もう何度も途中で「もう諦めよう・・・」と思った事かしれません・・・・
が、そんな次第でしたが10個程抜いた辺りから「コツ」のようなモノが掴めてきて、なんとか容認できそうなパーツがヌケるようになってきました。
ただ、この時点ですでに4kgものキャストを無駄にしていますし、型の寿命を考えると、あと20個程しかヌク事が出来なさそうです。
こんな土俵ギワの状態でしたが、計10kgのキャストを使ってなんとか19個のキットを完成させる事が出来ました。(それでも気泡や欠けがやたらと多いキットですが・・・)
残り時間がまったく無い為、早速塗装作業に取り掛かりました。
時間が無い事を考慮して、パーツの欠けを「アルテコ」で埋めたのち一気にヤスリがけをして、エアブラシで塗装開始です。
前回の教訓を活かして、今回は初めからアクリルカラーを調合して必要な色を全て作って、一気に塗装しています。
ただ、あまりにも一気に作業したので、カラーの調合レシピが今回はありません・・・
塗装完了が前日の夕方で、その後写真撮影とマニュアル製作を行なうというハードさの中で、無事イベントがむかえられた事は奇跡と言っても良いとも思える今日この頃です。
さて、第2弾も無事完成しましたっ!!
WHFのイベントでお求め頂いた「初回生産分」に関しては「パーツのヌケの悪さ」で、大変申し訳ないキットとなってしまいました。
そんな次第で、以降の生産品に関しては、業者にて製作して頂きましたので、ちょっと安心です。
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