「制作記 第12日目〜22日目」
「制作日記 19〜22日目」

 さて、やっと原型が完成しました。
今回は、自分で量産することになりますので、作業はまだ続きます〜

 で、次にシリコン型を造る作業となるのですが、その前に原型の「磨き作業」を行ないます。
市販のシリコンゴムは、業務用のものと比べるとかなり耐久性が落ちます。
そんな次第で、原型の表面をピカピカツルツルにしておく事で、面にかかる抵抗を減らしシリコンの型持ちがよくなる効果があるわけです。


 まず「水着ね〜ちゃんA」です。
パーツ数は少な目ですが、大きさだけはかなりのものです。



 で「水着ね〜ちゃんK」です。
こちらは意外とパーツ数が多くなってしまいまして、めんどくささ増大ギミです・・・
リボンなどの細いパーツは量産がちょっと辛い風です・・・

 そんな次第で次回は型造りの行程をつらつらと〜となる予定です。
「制作日記 第12日目〜18日目」
 随分とテカッた写真になっておりますが、実はやっとサフ吹きに辿り着きました〜

 なんとか修正も一通り終わり、これで後は表面処理の為、ひたすらペーパー(紙ヤスリ)がけの繰り返し作業となります。

 今まで「サフ吹き」は缶スプレーを使用していたのですが、今回はウェーブBe-j「HGサーフェイサーGRAY」というビン入りのサフを「筆塗り」にて塗布しました。

 どうせ最初のサフ塗りは、ペーパーがけでほとんど削り落としてしまう事になるのですから、なるべく簡単に厚塗り出来る方が都合が良いわけです。

 また、筆塗りならば、パーツの接合面などのサフが付着すると都合が悪い部分を避ける事も容易です。

 と言う事で、良く見ると筆塗りの跡があったりしますが、それもどうせペーパーをかけてしまうので、問題ありません。

 もちろん最終的な仕上げのサフ吹きは、エアプラシを使う事になります。


 今回造形に使用している素材は、焼くことで固まるスカルピーという「粘土」をつかっています。

 粘土素材は形の作りやすさなどのメリットはあるのですが、パーツの接合面などのような、カッチリと合わせる必要がある部分を作るには不向きです。

 そんなわけで今回は、接合面は「ポリパテ」で作る事にしました。
ポリパテの場合、接合面をカッチリとあわせて作ることが容易に出来るので、作業も速く済むなと考えたわけです。

が・・・・

 他の部分を造る為、再びスカルピーを盛って焼いたところ、ポリパテで作った部分が、熱で反って剥がれてしまいました・・・
 そんな事態となり、結局ポリパテで造った部分は全て削り落として、造り直す羽目になりました・・・

 このような事情で、やたらと時間がかかってしまったのでした・・・




 さて、「習作水着ね〜ちゃんA」です。 某キャラ風なリボンがついているように見えますが、気のせい風ですね。
 あと、水着の紐部は、本物の紐をつかう事にしましたので、この状態ではオミットしています。




 で、「習作水着ね〜ちゃんK」です。
こちらも某キャラ風な「リボン」がついているようにみえますか? どうですか?
 やはり、こちらも現段階では紐部はオミットしてあります。

 そんな次第で、あとは2体とも、仕上げ作業を残すのみです。

 実は先日、「シリコンゴム」と「レジンキャスト」を購入してまいりましたので、本作品も、なんとか20体くらいは量産が出来る目処が立ちました。
 そんな次第で「手流し量産」となりますが、無事完成した暁にはお気に入り & お求め頂ければ幸いです。

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