「制作記 第1日目〜10日目」
「制作日記 第1日目」
 なんか、これを見た人がいきなりトーンダウンしそうなショボさです・・・(^^);
 さて、とりあえず第1日目です。
 手順は、すでに用意してある心棒に粘土をぺたぺたと盛り付けて形を作っていくわけです。

 とりあえずホビージャパン誌とメガストア誌のバックナンバーを読みアサって必要な知識をインプット・・・
 どうやら、私の買った「ラ・ドール」という粘土は、あまりフィギュア向きではないという事が書いてあります。
 「パッケージには人形用と書いてはあるが、ばさばさと毛羽だってしまう為、小さいものの造形には、あまり向かない。ただ価格が安いので心材としては最適」となっていました・・・(^^);
 そんなわけで、さっそく全部を心棒とする作業に変更したのですが、とりあえず骨格だけでも作っておこうかな・・・と、一応造形らしい事を2〜3時間程行ないました。
 で、その結果がこの写真です。
乾燥していないので、自力で立つ事が出来ないため、支え棒で支えています。 また、腕は別に作っていますが、取りつけてはいません。
まだまだ、問題山積みですが、あとは乾燥してからとなります。

「制作日記 第2日目」
 さて第2日目です。
 実は第1日目と第2日目とは4日間も間があいています。理由は・・・というと粘土がぜんぜん乾燥してくれないのですぅぅぅぅぅぅ!!!
まさかこれほど時間がかかるとは思いもしませんでした。
 そんなわけでしたが、気をとりなおして作業開始です。
左の写真を見た限りでは、前回と殆ど違いが無い様に見えますが、実は一度カッターで全体を削り込んで、再度粘土を盛り付けた状態なんです。
 で、それに鉛筆で当たりをつけたものがこの写真です。
顔なんて風船に顔を描いたような状態で、めちゃくちゃ滑稽ですが、まぁしかたがありません・・・
 こうして当たりを描いてみると、顔がでかすぎたな・・・と反省・・・
 まだまだおかしなところが山積みなので、また何度か削り盛りをくりかえして、形をだす事に専念します。
 だけど、また粘土が乾くのを待たないとなんないのかぁ・・・・長い・・・

「制作日記 第3日〜5日目」
 さて第3日目です。(ゴメンナサイ3日目と4日目の写真は無いです。)
 いよいよペーパー(紙やすり)をかけて形を出す事にします。
 目の荒いやすりで一気に凹凸を均していくのですが、どうやら十分乾燥していない所と乾き切った部分との固さの違いで、削りにくくてしょうがありませんが、ケスケスと削っていきました。
・・・・・・と、「もり・・」という感じて、始めに右足がもぎ取れて、続いて右乳が剥がれ・・・あまつさえ顔の芯材との部分に隙間が出来て鼻の辺りが剥離するという「バラバラ事件」が発生してしまいました・・・
 まあ反省点はいくらでもあるので、しょうがないです・・・
 という事で、4日目はこの補修作業で始終しました・・・

 そんなわけで、5日目がこの写真です。
 今日は、前日に削りまくってスリムになった状態のものに、再び粘土を盛って形を作っていく作業です。
 この作業は「ペタペタ粘土を貼って、ヘラでごにょごにょと形をととのえる」という地味な事を繰り返して、全体というよりは細部を作り込んでいきます。
 ここでようやく顔(らしき?)モノが見えてきました。
「人形は顔が命」とはいいますが、この顔の造形の難しさったらないです・・・(ひぃ〜〜)
 とにかく左右対称にする事が「不可能」ですよぉ・・・、実際に造形をやつていらっしゃる方にコツを聞きたいっス・・・
 あとは尻っス・・・これもメチャムズイ・・・絵では何げに描いているラインが実際にどうなっているのか全然把握できていなかった事に気付かされました。
 そんなわけではありますが、作業としては一番楽しいところでしたっス。
こうして写真で見ると、足首の付き方がおかしいので、次回訂正予定です。

「制作日記 6日目」
 しばらくじっくりと乾燥させていました。なぜかというと、いよいよ細かい部分を彫る作業をするからです。
 で、いよいよ彫刻刀で彫り始めようとしたのですが、買ってあった「ロダンの彫刻刀セット」では、ぜんぜんダメな事が判明・・・これでは大工道具で医療手術をするようなものです。
 そんなわけで、それなりの彫刻刀を買うことにします。
ここんとこ連発している「銀行からの借入」をしようとしたのですが、なんと、カードを紛失している事が発覚 (@o@);;;
 さらに、一緒にテレカ等も無くなってます・・・
 なんとも意外な展開ですが、すぐに銀行窓口でカードの紛失届けを提出。ついでに通帳と印鑑で、なんとか借入も完了。と一応大事にはいたりませんでしたが、カード再発行費や無くしたテレカ等で4,000円の損失です・・・

 さて、落ち込む気持ちを切り替えて「ユザワヤ」に彫刻刀を買いにいきますと、なんと「彫刻刀40%引き」となっています!!
 まさに捨てる神あらば拾う神あり・・・とでもいいましょうか・・・是非いいましょう。で、彫刻刀ですが、それなりのものは結構高いんですよぉ・・・だいたい1本で1,900〜4,500円という価格帯でしょうか?
 色々迷ったあげく5本ほど購入。この40%引きの御蔭で、先ほどの損失分は取り戻せたと思えば気も穏やかでいられます。

 そんなわけで、家に戻って泣きべそをカキながら、こりこりと細かい所を彫って形を作っていきました。
そろそろパーツを分割しないと、作業が行き詰まってきましたので、次回はいよいよパーツ分割する事にします。
         
で、上の写真が現在の状況です。彫りが正しいか見る為に目を描いてみました。
どうも若干目の間が近い様子ですので、そのうち訂正します。あと耳も、まだほとんど手付かずですし、磨きも全然まだです。これ以上の作業はパーツ分解してから詰める事にします。

「制作日記 7日目」
 さて、いよいよパーツ分割を決行しました。
 手順としては、まずタミヤのノコでごりごりと切断しまして、切断面に穴を彫って、短く切ったエンピツをタボとして埋め込んで、接合部を整えました。
 そして、ノコで切った平面の切断面をモールドに合わせて盛り削りして、なんとか自然な「継ぎ目」になるように調節していきました。
 本当は、スカートの為に胴体部も切断しなければならないのですが、これは後回しとしています。

 で、パーツ毎になったので、今まで手をつけていなかった部分の作り込をしました。
 問題だった足首の向きを修正して、あとは「尻」と「乳」を予定していた形に近づけました。

 それにしても接写で撮っているので、写真の歪みが酷いなぁ・・・
 でも、今回からストロボを使わないで撮影しているので、大分見やすい写真になったのではと思います。

「制作日記 8〜9日目」
 前回分割した部分が、しっかり固まった様子なので、今回は胴体を分割してスカートをつけます。
 まず、ノコギリで胴体を間っ二つにします。そして、その断面の形を0.3mmのプラ版に写し取って、そこを中心にコンパスで円を描いて切り取ります。
 そうして出来た円状のプラ版を、放射状に短冊切りをしまして、胴体の断面の形にそって折り曲げていきます。
 これをセロテープでべたべた貼ってスカートの形になるように固定したものが、この写真です。
 あとは、これに粘土をぺたぺたと張りつけて盛り付けていきます。そして、これを十分に乾燥させてから、プラ版で作った骨をはがしたものがスカートの原型となります。

 肩の部分のヒラヒラも同じ方法で作ってあります。ただ此方は、この後削っていくので、だいぶ大きめに作ってあります。
 あと、髪の毛の骨を作っています。 これは頭にピンバイスで穴をあけて1mmのアルミ線を3本束ねて突き刺し、大体の形をとって、そこに粘土を巻きつけていきました。
 で、現状のものをそのまま組んだのがこの写真です。
 スカートの捲れ方が足りないとか、髪の毛のボリュームが足りないなど、修正点が山積みですが、これでなんとか大きいパーツが一通り揃ったところです。
 あとは前髪とリボン類をつくれば、パーツの数だけは揃いそうです。

「制作日記 10日目」
 え〜〜〜と・・・・
 今回は、一見すると前回とぜんぜん変わっていない様子ですが、実は前回のは手で支えていないと崩れてしまう状態だったのです。
 で、今回はそれぞれのパーツの合わせをきちんと調整したり、足の裏がちゃんと着地するようにしたりという調節を行ないました。
 あとはスカートの形の訂正をして、前髪のベースを作りましたとさ。

 さて、これであとは、1つ1つのパーツを作り込んでいけば完成となるのですが、現状を自己採点した点数が40点位でしかないので、この後大幅に「監修」を入れていく事にします。最終的には、70点以上にはしたいなぁ・・・

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